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February 04, 2005

Napster To GoはiTunesのライバルになるか?

 ITmedia翻訳による米Wall Street Journalのコラム記事。

 この記事だけから「Napster To Go」のサービス詳細は不明なんだけど、オレの理解するところでは、月15ドル、年間にして180ドル(日本円で2万円前後)を払えば、Napsterが管理する全ての楽曲を聴き放題ということになる。

 もし、Napsterが世界中の全音楽カタログを網羅していると仮定すれば、これはかなりスゴイ。好きな曲を好きな時に自由に聴ける訳だし、いちいちメディアを購入する必要もない。結果として、ドンドン増えるCD等の保管スペースを心配する必要もないし、夢のような話かも…。

 さて、問題があるとすれば、Napsterは全世界の音楽カタログを網羅していないという事実。また、仮に網羅されてしまえば、現在のレコード会社的なシステムは完全に不要になるので、そういう事態が起きる前にレコード会社はなんらかの策を講じるはず、つまりNapster To Goへの音源提供は制限付きになるだろう。(具体的には、カタログ内容が常時変動していて聴ける楽曲が限定されるとか…)

 さらに言えば、皆は本当に世界中の音源全てを必要としているのかということ。新しい音楽や知らない音楽をできるだけたくさん聞きたいという人よりも、お気に入りのアルバム数枚を何度も聞きなおして楽しみたいという人の方が多いはずだし、そういう音楽の聞き方をする人にとっては年間180ドルというのは割高になる可能性が高い。

 そういう意味ではNapster To Goは、音楽マニアと呼ばれるようなヘビーユーザー向けであり、iTMSとは全然次元が違う世界にある。逆に、iTMSが受けた最大の理由は、1曲だけで買える、つまりは21世紀のシングル盤マーケットであり、カジュアルユーザー向けだったということだろう。

 話はNapsterからちょっと離れるけど、カジュアルユーザー向けということでは、日本の場合、圧倒的に着うたがそうであって、極論言っちゃうと、iTMSが始まっても、ビジネス的に着うたには勝てない可能性もあり得る。あと、ヘビーユーザー向けということでは、日本の場合、有線ブロードネットワークスが既存の有線放送をIPへ移行して、オンデマンド形式で提供を始めてしまえば面白いかもしれない(ちょっと調べたら有線はCSでプログラム配信していてビックリ)。

 もう一度、Wall Street Journalの記事に戻って、「Napsterの最大の競争相手は99セントの楽曲ではなく、無料の海賊版音楽だ」とあるけど、P2P等で膨大な量の音楽データがやりとりされているというのは、まさに「タダ」だから。あれが有料だったら、あそこまで熱心(?)にやりとりされることはないはず。このあたりは、ミュージックビデオコンテンツの有料化で、その需要と供給がどう変化するかなんてのも検証の参考資料になりそうかも。

 今や当たり前になったBlogによる情報交換も、全て無料ベースだから普及しているのであって、コメントやトラックバックが1回につき10円かかったりしたら、誰も使わなくなりそうだしね(笑)。



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