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March 22, 2005

DualDiscはアメリカで調子良いみたい

 New York Timesの3月21日付け記事「The Music Goes on Side A and the Flip Side Is a DVD」は、かなり興味深い(記事閲覧には無料の登録が必要)。アメリカにおけるDualDiscの普及状況を取り上げたものだけど、どうやら思った以上に好評で、今後は音楽ソフトの標準仕様になる可能性もありそうな気配。

 アメリカでDualDiscを売る主な理由は、パッケージの付加価値を高めて購入意欲を高めようというものらしい。あとは、やはりDVDソフトとの価格競争で、単なる音楽CDでは割高に感じられるようになってきた事情があるみたい。それに、音楽DVDの売り上げが好調なのも、DualDiscがユーザーから受けそうだと考える根拠になってる。

 新譜の販売状況を見ると、Omarionの「O」と、Jennifer Lopezの「Rebirth」の発売第1週目データでは、購入者の約1/3がDualDiscを選んだとのこと。小売店からの反応も慎重ながらも楽観的らしい。さらに、4月26日発売のBruce Springsteenの新譜「Devils & Dust」はDualDiscのみでの発売が決定しているとある。

 ちなみに、DualDiscの売値は、標準仕様CDに比べて1〜2ドル高めの設定というのが一般的な様子。これも、今後は普通のCDと同じレベルにして普及を目指すみたいな動きがあるようだ。

 4大メジャーでDualDiscに最も力を入れているのはSony BMG Music Entertainment。EMIだけが採用を見送っているけど、これも年内中には採用する見込み。

 ディスクが若干厚いため、スロットローディングのプレイヤーで読み込めないトラブルが確認されているものの、予想されたより返品率は低いとのこと。

 で、上記のような状況から単純に心配されるのは、日本に入ってくる輸入盤もDualDiscが増えそうな点。元々の卸値が高いようだから、店頭価格も比例して高くなるだろうし、DVD面がリージョンコードでプロテクトされていれば、一般的な国産家電メーカー製DVDプレイヤーじゃ見られないことになる。おまけに、DualDiscは接着剤で2枚のディスクを張りあわせているという構造上の問題から、長期間保存した場合、普通のCDよりも劣化するのが早いかもしれない。音だけを欲しいオレみたいな人にとっては、かなり美味しくない。

 ついでの話としては、日本でDualDiscが国内盤に採用される可能性は、今のところほとんどない。理由は簡単で、DualDiscだと再販制度の対象にならないから。バカみたいな理由だけど、これはレコード会社にとって大きな問題なのだ。誰かが口を滑らせた例の「DVD抱き合わせ」商品も、再販対象外となってしまったので、今後はほとんどリリースされないらしいし…。



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