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February 26, 2005

かなりいまさらな話題だけど

 NIFTY-Serveの終了と、それを受けて書かれたITmediaのコラム記事「『パソコン通信』とは何だったのか」は、ある特定層のネットな人間にとってはそれなりに大きな話題だった。

 いろいろなところで取り上げられていて、いまさらな話題なんだけど、ニフティが「フォーラム」というあれだけ立派な情報資産を持っていながら、それを活かしてインターネットへ引き継げなかった最大の理由は、自分達のやっていることが何であるかを理解できないまま適当な商売をやってきたことにあるんだと思う。ITmediaのコラムの中でも、小寺信良氏が「ニフティ最大の失敗は、せっかく構築されたコミュニティの崩壊を食い止める効果的な手を打たなかったことだ」と指摘しているように。

 で、その「ダメさ」加減は、NIFTY-Serveの時代から、今のココログに至るまで、何も変わってなかったりする。その典型的な事件が「悪徳不動産屋の独り言」さんで現在繰り広げられているゴタゴタ。最終的にニフティは、あのBlogを停止することもできるんだけど、それを今やればネット中から叩かれるだろうし、「触らぬ神に祟りなし」ということで無視を決め込んでいるようだ。まぁ、サービス商売の在り方としてどうかとは思うけど、インフラ自体は日本でもトップクラスなんだろうから、企業としてはそのまま生き残るんだろうね。



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