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February 05, 2005

この考え方に違和感を覚えるのは何故だろう?

 ちょっと古いニュース記事になるのだけど、「著作権法改正へ---パソコンや音楽プレーヤ内蔵のHDDなどが俎上に」というものがあった。要は、最近一般的になってきたデジタル家電製品等を対象に、著作権料を徴収しようというものだ。これらの製品はそれなりに単価が高いし、出荷量も多いので、1台毎に販売価格の数パーセントの徴収料を設定すれば、多額の著作権料を見込めることになる。

 この考え方の基本にあるのは、「私的録音録画補償金の見直し」だ。すでに、この補償金制度により、DATやMD、音楽用CD-R等に関する民生向けのハードウエアおよびメディアの価格には一律の補償金が上乗せされている。

 私的録音録画補償金が、著作権者への利益還元になるという根本的な考え方は、非常に納得できるものであるのに、どうしても違和感を覚えてしまうのは何故だろうか?

 その理由は簡単だ。徴収された私的録音録画補償金の分配方法が不透明であり、実質的な利益を得ているのが、私的録音録画補償金を管理する団体だけだからだ。また、ブランケット方式による徴収システムである以上、どの著作物をどう利用したか不明であるため、権利者への分配を正確に行うことが不可能な点も大きな疑問として残る。

 うがった見方をすれば、これらの私的録音録画補償金管理団体は、いずれも著作権関係を統括する文化庁関係者の天下り先であり、大きな利権の輪が出来上がっている構造となる。こういう連中に「Respect Our Music」と命令されても、なんだかなぁという感じになってしまう。

 著作権問題は、基本的な著作権利者を守るという考え方と、実際の法律の施行実態が、全く乖離してしまっていることこそが問題なのだけど、これを是正する道は遠いというしかない。

 いつの間にか、携帯電話やトイレ(笑)でも音楽を聴ける時代になってしまったけれど、今後はさらに想像もつかないような家電製品で音楽やビデオを楽しめるようになるのだろう。そのうち、全ての家電製品は私的録音録画補償金の対象なんてこともあったりして…。



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