KDDIのプレスリリースによると、サービス開始から48日間で100万曲のダウンロード数を突破したらしい。乱暴に計算すれば1日あたり2万ダウンロードということになる。すごいね。

　現在、欧米で音楽配信ビジネスの中心はAppleなんだけど、ここ日本ではauがその立場にあると言えるんじゃないだろうか？ パソコンを持っている人の数と携帯電話を持っている人の数を比較すれば、当然ながらケータイが圧倒的多数なはずで、このままいけば、マスマーケット向け商業音楽ソフトのプラットフォームは着うたフルが標準ということになる可能性がさらに高まったということなのかもしれない。

　じゃ、マニア向けの音楽ソフトはどうなるのかと言えば、おそらくMP3あたりが標準となり、CDみたいなパッケージメディアはさらにマニアックな世界ということになるのだろう。

　そういえば、キューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」では、主人公がわざわざアナログ盤でクラシック音源を探すシーンが出てくるけれど、あれはままさに予想が的中したということなんだろうなぁ…。