NHKを垂れ流しにしていたら、NHKスペシャルの再放送で「イラク駐留 アメリカ州兵部隊」というのをやっていた。10代の若者が大学奨学金を得るために入隊して、そのままイラクへ送られてきた例も紹介されていた。

　New York Timesの12月20日付け記事「The New Military Life: Heading Back to the War」では、1年間のイラク派兵を終えて帰国した兵隊たちが、また1年も経ずして再度イラクへ派兵されるパターンが増えていて、本人も家族も困惑しているという話が紹介されていた。こんな事は、これまでの長いアメリカ軍隊史でもかなりの異常事態らしい。

　それに、「暗いニュースリンク」さんで紹介された「映画『ブラックホークダウン』に追加された悲しい結末」を読んでも全く救いようがない。

　どうもアメリカは、ベトナム戦争以来の不毛な戦争に完全にはまりこんでしまったみたいだ。ケイト・ブッシュのアルバム「Never Forever」に収録されている名曲「Army Dreamers」を思い出させるような哀しい話が、実際に次々と起きているのだろうな…。

What could he do?
Should have been a rock star.
But he didn't have the money for a guitar.
What could he do?
Should have been a politician.
But he never had a proper education.
What could he do?
Should have been a father.
But he never even made it to his twenties.
What a waste --
Army dreamers.
Ooh, what a waste of
Army dreamers.