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June 13, 2004

トランスな話(と言っても音楽じゃない…)

 著作権法改正(=レコード輸入権)の情報収集を目的に、前衆議院議員・笹山登生氏の掲示板を定期的にのぞくようにしているのだけど、個人的には著作権関連の議論よりも、それと並行して進められている食品関係の話の方がよっぽど興味をひかれる。

 BSEの話も怖いけど、もっと怖いのは「トランス脂肪酸」の話だ。ここ最近、いろいろなところで話題になっているのだけど、この掲示板で「まりちゃん」という方の指摘によれば、米国立科学アカデミーの食品栄養評議会・食事栄養委員会では、「トランス酸の上限摂取量が『0』に決定した」らしい。これって、摂取してはダメという話だよね? かなりすごい話のようなんだけど…。

 ちなみに、「トランス脂肪酸」または「トランス型脂肪酸」で検索すると、大量に色々なサイトがヒットする。

 どうやら現状の日本の食品法では、トランス脂肪酸に関する規制がなく、一般に売られているサラダ油やマーガリンには大量にこいつが含まれているらしい。しかし、多くの諸外国ではトランス脂肪酸の使用が禁止または制限されている。その理由は、身体に悪影響が確認されているからだ。日本で極端に流行っているアトピーなども、その原因の1つにトランス脂肪酸が考えられるとのこと。

 これだけ問題提起されているのに放ったらかしというのは、やはり厚生労働省あたりと食品会社の利権絡みなのかね? マジでそうだとしたら、泣けるほどに素敵な話なわけだが(笑)。

 食用油ってのは、普段の料理で頻繁に使う食材なだけにかなり怖い。なので、うちではサラダ油(某社のコレステロールがつかない健康食品ってやつね)をやめて、より安全だと考えられる天然製品の白ゴマ油とオリーブ油を使い分けることにした。あとパン用マーガリンは一切やめた。しかし、加工食品や外食関係は避けようがないよなぁ…。

PS. 「まりちゃん」さんご本人からお知らせをいただき、一部情報を訂正しました(6/14)



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