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June 30, 2004

ライ・クーダーやデュアン・オールマンは支障奏法の名手です

 国立国語研究所という機関が外来語をわかりやすい日本語へ言い換えるために頑張っているらしい。

 この手の言葉の言い換えってのは、厳密に決めなくても、ケースバイケース(外来語なので、本当なら「状況ごとに応じて」などと書くのが相応しい)で対応すれば良いと思うんだけどね。ガチガチに決めていくと、例外的な場合に上の例文みたいな訳のわからない日本語になる(笑)。

 納得しかねる例としては、「デジタルデバイド」が「情報格差」ってのは、ニュアンスはともかく、元の意味が全然反映されてないし、「ドメスティックバイオレンス」は「配偶者間」に限定されないはずで、「家庭内暴力」なんかの方が良いと思う。あと、「マンパワー」ってのは元から日本語のような…。

 個人的には、「メセナ」はバブル時代の不幸な思い出が多いから、何か他の日本語なり外来語なりを探してほしい。いまだにメセナとか言っている企業は危ない感じだしなぁ。

 そうそう、スノーボード業界では来シーズンのカタログや雑誌から「セットバック」は使用禁止。必ず「壁面後退」と表示しましょう!

PS. 調べてみると、ドメスティックバイオレンスは、元の英語でも使い方にちょっとしたシチュエーションの限定があるようで、不思議な感じ。



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