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May 20, 2004

Excite Music Store? I guess that's just another bullshit.....

 今度はエキサイトだそうで、Blogの次は音楽配信サービスを狙えってことですかね?(笑)

 どうでもいいけどさ、「コンテンツホルダーの権利を守らない限り、音楽配信は成り立ちません。『WMT(Windows Media Technology)』のDRMを採用し、音楽の転送は3回まで、CD-Rなどへのコピーは不可能にすることで、著作権を強固に保護しています」ってどうよ?

 結局、データを落としたPCのハードディスクが死んだら終わりってことだよね? ということは、せっかく買った音楽を楽しめるのは、ディスクの平均寿命を考えると2〜3年てこと?

 こういう「使い捨て」っぽいのが日本の音楽配信(突き詰めれば音楽業界全体)の姿なんだよなぁ。心から音楽を好きというわけでもない連中が、ビジネス(=金儲け)だけを考えて、流行りの音楽配信サービスを立ち上げましたみたいな感じ。まぁ、日本の著作権法ではフェアユースが認められていない事情を考慮すれば、他のメディアへのコピーは認めにくいのだろうけどね…。

 オレ自身は、Macを使い続けてAppleの嫌なところは十分知っている(笑)つもりだし、実際サービスを利用したことがないだけに、iTunes Music Store(=iTMS)を盲目的に支持するつもりはないけれど、あれは回数限定ながらデータをCD-Rに落とせるし、複数のPCでも共有可能なわけじゃない。だから、ハードディスクの寿命よりは明らかに長い期間、購入した音楽を楽しめることになる。これだけでも、iTMSというプロジェクトを実現させたスティーブ・ジョブスって人が、ちゃんと音楽を好きで考えたシステムなんだろうなって思わせるわけですよ。

 遠い昔、ガキの頃に買ったシングル盤をオレは今でも持っていて、たま〜に聴いたりする。そうすると、その頃の懐かしい思い出がフワーっと頭の中に広がるんだな。こういうのが音楽の良さの一つなんだけど、そういう楽しみ方を、事情はともあれ、結果的に認めてくれないようなシステムは、全部「クソ」だと断言できましょう。



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