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May 14, 2004

CDやDVDの寿命は意外に短い?

 すでに同じようなことを経験してしまっているので驚くような話じゃないけど、一般にはあまり知らてないし、そういう事実を信じたくない人もいるだろうね。

 まったく根拠はないけど、自分の体験とかを元にすると、CDの寿命なんて保って平均で30年ぐらいじゃないかと感じる。そういう意味では、図書館みたいなアーカイブ的使用目的にはまったく向かない媒体かも…。

 この記事は割と正直なデータに基づいて書かれていると思うけど、最後の結びの部分がミスリーディングな雰囲気だ。

 「それでもアイアンさんは、CD技術に十分満足している。LPレコードやテープよりもずっと長持ちするからだ」とあるけれど、再生できるかどうかということに限って言えば、アナログ媒体の方が長持ちだ。CD等のデジタル媒体は、一度エラーを起こすとまったく読みとれなくなる場合が多いのに対して、アナログレコードの場合、装置さえ用意できれば、多少のノイズは生じてもそこに録音されている音を再生可能だからだ。

 個人的に所有するアナログ音源やビデオ素材をデジタル化するのが流行っているし、実際自分もそのような作業をやっていたりする。でも、20?30年先に再生できなくなっている可能性は高い。本末転倒ながら、保険としてアナログ素材も保管しておくのが賢いのかな…。


 音楽配信メモBBSを見ていたら、「Free Culture」を提唱するローレンス・レッシグ教授による「2002年オライリー・オープンソースコンベンション基調講演」に日本語字幕を付けたフラッシュが紹介されていた。8MBオーバーのファイルだけど、落として見るだけの価値あり。

 で、このファイルを公開しているサイト「log.ittousai.org」はかなり面白くて、「ハッピーバースデー」という曲を作った人は1916年に死亡しているのに、その著作権はアメリカの会社が2030年まで保有しているなんて事実を知れたりします。(おそらく、2030年が来たら、さらに何らかの手段で著作権が延長されたりするんだろうね…)



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