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April 05, 2004

A・モリセット、ジュノー賞授賞式で検閲に抗議し「裸」に

 アラニスは相変わらず突っ走ってますね(笑)。確か、ずっと裸で歩き回るプロモビデオもあったような気がするけど、彼女じゃなかったっけかな? あれも、裸であってもワイセツ感がゼロという代物だった…。


 「レコード輸入権(通称)」に関する答弁が発表されて以来、ネット上では色んな意見が出てるけど、その中でちょっと気になったのは、コアな洋楽ファンの人に限って、「最終的には個人輸入で対抗するから」というスタンスの発言が見受けられること。それって、ちょいとばかり認識が甘すぎるような気がする。

 確かに、法案が施行される予定の来年1月になってみないと、レコード会社側がどこまで規制を打ち出してくるかはわからないけれど、仮に企業や政府がマジで輸入盤を完全輸入禁止にしようという考えであれば、個人輸入のルートはほぼ壊滅状態になることを覚悟した方が良い。

 実は、音楽ソフト以外のブランド商品等であれば、すでに著作権上の理由等(実際には代理店なんかの都合なんだろうけど)によって、海外通販サイト経由でも個人輸入できない商品があったりする。例えばNikeの運動靴は、原則として日本へ個人輸入できない(少なくともオレが個人輸入にハマっていた頃は出来なかった)。このパターンで貿易規制されると、真っ当な商売しかやらない大手海外通販サイト(例えば、本家アメリカのAmazon.comなど)は全然使えなくなる。まぁ、すごい裏ルート(笑)による個人輸入の手段はあるのだろうけど、そこまで手間暇と金をかけてCDを個人輸入するというのもなんだかね。少なくとも、今のようなお手軽パターンは望めそうにない。

 現時点で判っている情報だけから推測すると、上に述べたような状況となる可能性が少なからずある訳で、音楽好きの人間であれば、洋楽・邦楽ファンに関係なく、危機感を持って今後の事の成り行きを注目すべきでしょう。

 こういう時こそ、CLASHみたいなバンドが出てきて、音楽で現状打破を実現して欲しいもんだよなぁ…。

 そうそう、そう言えば、こんな世知辛いご時世に「Wilcoの新作流出を巡るちょっとイイ話」なんていうのがあった。かなりグッときます。ところで、この話を掲載している「hidemuzicblog」では、例のクラプトンの「Me and Mr. Johnson」をオススメとして取り上げているのだけど、ちょっとビックリな話が書いてある。長いけど以下に引用します:
どうも輸入盤はCCCDしか入れていない(殆ど全部の外盤屋が)—昨日タワーに行った際も輸入盤はCCCDで1,838円、一方国内盤は2,520円で非CCCD、、、最近は某えみ、みたいに露骨に敢えてアメリカのバンドでもEU盤を仕入れて、両方ともCCCDで出すメーカーがあるので、"まだこっちの方が良心的じゃあないか、国内盤買ってやろう"と思いがちだが、待てよ、明かに騙されているんじゃない?本来US輸入盤を1500円前後で買える筈なので、価格差にすると約1000円損することになる。人の足元を見たやり方、いずれにしてもやり方がセコイ、いい加減こういう腹の探り合いは疲れました。

このレコード会社得意の期間限定1,980円で売るならまだ許せるのに・・・敢えて輸入盤とは価格競争せずに、物自体入らないようにする、段々やる事が子供のイジメみたいに稚拙になって来てますね。こうなると意地でも国内盤は買いたくなくなる。

 すでにレコード輸入権は施行前から十分機能しているということ…。



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