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October 24, 2003

 ミュージックマシンというサイトで、CCCDに関する面白い記事(10/23付け)があった。この記事自体が他の掲示板からの引用なんだけど、非常に価値ある内容なので、以下大幅にそのまま引用します:
 
GLAY、先ほどスタジオで製品版試聴しました。愕然としました。先ほどの僕の文は訂正しなければなりません。制作者の一員として、やはり許せない状況になっているのを痛感しました。悲しいことです。ああいう形にしてまでも、製品にして行かなければならないとしたら、僕たちにできる事は何なのだろう・・・と悩んでしまいます。大袈裟かも知れないけれど、あれは音楽への冒涜です。もちろん音質で音楽自体の本質が変わるモノではありません。それでも、音を作る人間として、音を届ける人間として許せない気持ちです。余談ですが、スタジオのCDプレイヤーでも読み込むまでに通常の3〜4倍の時間がかかり、その内数回は「No Disk」という表示が出ました。CDライターでは、むろん読み込むことすらできませんでした。そのくせ、CDプレイヤーのデジタルアウトからは、簡単にデジタル・コピーができます。「一体全体、何なんだ!」が本音です。

 これは、音楽プロデューサーの佐久間正英氏が自分の個人サイトの掲示板で書き込んだ発言。一般ユーザーがCCCDについてどう思うかと素朴な質問を書き込んだことに端を発して、佐久間氏が自分のプロデュース作品を聴き直し、ビックリしたという内容。かなり具体的かつ正確にCCCDの問題点が指摘されてます。

 与太話的な補足情報になるけど、佐久間氏は日本の音楽業界で信用できるプロデューサーの1人(だと信じたい)。そんな彼でさえ、実はCCCDになった製品をちゃんと聴いたことがなかったようだ(笑)。これって、実は良くあるパターン。制作現場の人間は、完成したマスターは何度も聴くけど、製品になったCDパッケージは封も切らずにそのまま保管ってことが割と普通。レコード業界の人間は全員、一度CCCDを自分の金で買って、自分のオーディオシステムで再生してみるべきだろうなぁ。実際、自分の金でレコード買わない奴が多いからね、あの業界は(笑)。


 タランティーノの最新映画「Kill Bill」は、やはり前編・後編の2部に分けて公開されるんだってさ。既に観た知人曰く、「続きがすぐに観られないから、ストレスがすごく溜まる」そうだ(笑)。

 う〜ん、だったら、無理して初公開で分割して観なくても、そのうち一挙連続公開(4時間越えるらしいけど…)されるまで待っても良いのかなと思う。いつかは必ずそういう形で公開されるだろうことは、これまでの数々の歴史が証明しているし(笑)。配給会社の都合に合わせて、こっちがつまらない目に会う必要ないもんね。なんか、こういうのって、CCCDの問題と似ているような気がする…。


 タバコを辞めて約3週間。今日、喫煙する夢を見た(笑)。禁断症状による揺り戻しの一環なのかな…。肉体的依存はかなり自覚していたけど、やはり精神的依存も大きかったんだなと今更ながら驚いている。

 タバコを辞めて良かったことの1つは、自分の時間が増えたこと。喫煙者って、タバコを喫うための時間を絶えず必要としているんだよね。これが結構バカにならなくって、例えば、1本に費やす時間が約5分として、1日20本喫っていれば、約100分の時間が必要という計算になる。もちろん、実際には何かをしながら喫煙している状態も多いんだけど、タバコを喫わなければ、これだけの時間を他に使える訳で、かなり得した気分。



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