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May 13, 2005

XBOX 360はMSのApple化なんじゃないのか?

 アメリカのゲーマー向けニュースサイト「Kotaku」が、5月12日付けで詳細な「XBOX 360」に関するレポートをあげている。

 あくまでも予定ではあるけれど、現状で公開されているマシンスペックは尋常じゃない:
Memory units will start at 64MB.

The Xbox 360 is a quantum leap forward in technology, sporting three symmetrical cores running at 3.2 GHz and a 1 MB L2 cache that cam perform 9 billion dot product operations a second.

The 360 will sport a custom 500 MHz ATI graphics processor with 10 MB of embedded DRAM. The processor will be able to produce 500 million triangles a second and have a pixel fill rate of 16 gigasamples a second.

The console will also have 512 MB of GDDR3 RAM operating at 700 MHz. The systems overall floating-point performance will be 1 teraflop.
 さらに、ワイヤレスコントローラー、リムーバブルHDD(20GB)、内蔵HD DVDドライブが付属して、オプションにはカメラや無線LANアダプターが用意されるとのこと。最近話題の発展途上国向け低価格PCでは全く太刀打ちできないような、とんでもない高機能。

 で、素人考えで妄想するに、MSはこのマシンを使って、脱PC化を図ったITプラットフォームビジネスに展開するつもりなんじゃないのかな? 当然ながら、ソニー・東芝・IBMによる「PS 3(仮称)」連合もそういった思惑だろうし。どちらにしても、これからのコンシューマー向けITビジネスでは、OSとハードを切り分けた商品展開はなくなって、カッコイイマシンに専用OSがインストールされ、とっても簡単な操作だけで、とんでもないことができるという状況になるのかもしれない。そうなると、AppleのMacintoshというビジネスモデルは、その先駆だったりすることになるね(笑)。

 PS. どうやらDVDドライブはHD対応ではない気配。それから、面白いのはXBOX 360の発売予定が今年の12月なんだけど、それまでにはAppleのPowerMacもスペックがG5/3GHzオーバーになるってことを意味してたりする。すげーな(笑)。

 PPS. 今回の発表で行われたXBOX 360用ソフトのデモは、AppleのG5マシン上で動かしたらしい 。なかなか興味深い状況。これって、Appleのマシンが今後のゲームプラットフォームとしてものすごい可能性を持っているということを証明したようなものなんだけど、もしかして、MSフライトシミュレータでMac版が再び出る可能性もあったりして…。



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