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May 24, 2005

欧米の携帯電話向け音楽配信サービス≠日本の着うたフル

 ITmediaに転載されたウォールストリートジャーナルのコラム記事「音楽携帯は“iPodキラー”にはならない」を読んでいて個人的に面白かったのは以下の部分:
カメラ付き携帯が話題になってはいるが、Jupiter Researchの米国での最近の調査では、52%のコンシューマーが、カメラ付き携帯から写真を送るのに30セント掛かるとしたら、この機能は使わないとしている。キャリアはユーザーに、これから開発する音楽サービスから楽曲を購入し、キャリアのネットワークを使ってダウンロードしてほしいわけだが、ユーザーはPCから曲を転送する方を好むだろう。それではキャリアにとってのメリットはあまりない。
 そうなのだ、欧米人はケチなのだ(笑)。パケット接続定額システムにしたって、基本料金や通話料金とは別に毎月40ドル必要と言われたら利用しない可能性が大な訳で、着うたみたいなビジネスモデルをそのまま持っていっても、絶対に受け容れられないだろうなぁと思う。

 そういう意味では、 今回auが打ち出している「オーディオ・ビジュアルに強い」なんていう話も、ひたすらパケットを消費させ有料コンテンツを売らんがための施策だから、海外のエンドユーザーから見ればとんでもないボッタクリ商売に見えるのかも…。



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