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February 15, 2005

Billboardがダウンロード販売をチャートへ反映
Billboard Top 100 Now Includes Downloads

 Mac Rumorsによる、Washington Post記事の紹介。

 伝統ある「Billboard Hot 100」の集計に、いよいよダウンロード販売の結果が反映されることになった。これまでHot 100は、シングル盤の販売数とラジオでの放送回数を合算して集計したきたのだけど、90年代後半からシングル盤の販売が激減し、事実上ラジオの放送回数だけがチャートを左右するという状況だったらしい。

 今回の集計方法変更は、すでにチャートの動きに影響していて、ラジオよりもダウンロードで人気のあるGreen Dayの「Boulevard of Broken Dreams」がトップ5にランクインしたり、同様にダウンロードで人気の高い50 Centの「Candy Shop」が先週の30位から8位へジャンプアップしたとのこと。

 これで、アメリカでの音楽産業の動きは間違いなく、大きく変わることでしょう。

 あと、配信ネタということでは、日経BPで「ケータイ向けコンテンツ配信、『ユーザ自身が新たな販売チャネルに』」という記事があった。この話自体は欧米のことなのだけど、日本での携帯電話をとりまく状況にもまるまる当てはまりそうな内容。
例えば、ある携帯電話機のユーザがお気に入りのコンテンツ見つけたら、すぐに知り合いに紹介するといった、口コミによる配信が今後登場すると見られる。コンテンツを薦められたユーザがそれを購入したら、紹介したユーザに手数料を渡すアイデアもある。
 これを読んで思ったことは、一旦システムとブランドを立ち上げてある程度の認知度を築いてしまえば、後はかなりの速度で普及が望めそうだということ。まぁ、頭の悪いオレでもだいたいの絵は描けるぐらいだから、おそらく既にいくつかの国内企業はテスト段階ぐらいに入っているのかも。携帯電話ベースのこういう話って、個人的な立場から見ると操作性が悪かったり、妙に金がかかったりと全く興味ないけど、時代の流れやビジネスの流れとしてはこっちなんだろうなぁ…。



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