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October 20, 2004

メモリーカードで音楽アルバムを発売
Music album to be sold on memory card

 マジですか? 通常音楽CDに比べて約3倍高い値段設定なんだそうだ。一体誰が買うの?

 要は昔のファミコン用カセットみたいな基盤ROMに音楽データを突っ込んで売ろうというのと同意だよね。当然ながら製造コストとメモリ自体の価格を考えれば、CD-ROMなどとは比較しようがないほど値段が高くなる。こんなことしていて商売になるのかスゲー疑問。さすが世界で一番CCCDを推進させているEMIならではな話(笑)。

 さらに、「The album will feature video content as well as a "CD-quality" version of the album」と言っているけど、常識に考えれば圧縮された音源だろうから、厳密にはCDより音質が劣るだろうし…。

 最後に、「next logical chapter in the affair」なんていうEMI担当者の大げさな発言がとりあげられているのだけど、こういう表現って、大抵は言ってる当事者が内容をよく理解していなかったりするよね。

 この記事の日本語抄訳はコチラ。EMIの人のナイスな発言は端折られてます。(またかよ…)

 蛇足として、世界の音楽産業が80〜90年代に飛躍的な成長を遂げた理由の1つは、メディアがCDになったことだ。アナログ盤よりもはるかて低コストで、さらに効率よく大量製造できるようになったおかげで、収益率が驚異的な勢いで良くなったという事実がある。いまさら、いちいちデータをロードして製造しなければならない基盤ROMメディアでカタログ販売することはあり得ないと思う。もしかして、新しい製造方法が開発されたの?



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