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October 31, 2004

新潟県中越地震に伴なう使用料の取扱いについて

 このプレスリリースを見た時、そこに胡散臭いものを感じたのはオレだけだろうと思ったので、そのままとりあげないでいたのだけど、そしたら「子供騙しの猿仕事日記」さんが10月30日のエントリーで同じ視点からコメントされているのを発見。やっぱりそう感じるのはオレだけじゃなかった(笑)。

 地震災害復興援助という行為と、作家から委託されている著作物使用料徴収という活動の間には、何の関係もない訳で、そういうことをする場合、JASRACは全ての管理楽曲対象の作家(洋楽曲もあるから海外へも打診が必要なのかな?)から、例外的に使用料の徴収を行わないことの了承を得る必要があるはずで、もしそれがなければ、著作権法上では違反行為になる可能性もあったりして…。

 こういう行為をすること自体が、JASRACという団体が、自分達の立場を勘違いしたまま、勝手に著作物使用料を使い回している実態をさらけ出しているような気がする。著作物使用料はあくまでも作家のものなんだけどね。

 あと、今回のこの措置がなければ、震災で店が営業できていない期間も該当店舗からは著作物使用料を徴収するつもりだったという話なのかもしれないなぁ。



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