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September 25, 2004

図書館の廃棄本

 今住んでいるところは、歩いて数分の距離に区立図書館がある。なので、たまに休みの日の昼下がりなどに行ってみるのだけど、利用者は老若男女を問わず結構多い。

 で、面白いというか、悲しいというか、図書館では定期的に蔵書を整理していて、皆が思っている以上に頻繁に廃棄本が出る。この廃棄本は「リサイクル図書」という名目で、利用者が自由に譲り受けられる仕組みになっていて、今日は大好きな池波正太郎の文庫を2冊もゲットしてしまった。まぁ、オレ自身も読んだら結局は資源ゴミとして捨ててしまうのだけど、なんだかそういう状況は切ないなぁ。

 本と言えば、あれだけ隆盛を極めた漫画の世界も終わりっぽい。実際売れてないという話はよく聞くけど、ネタが尽きたのか、最近じゃ複数の漫画雑誌で、同時多発的に小説の漫画化が行われていて、これはもうかなり情けない。しかも、その類の作品は、漫画としてつまらないものが多いのだ。サンプリングとパクリとカバーで拡大再生産を続ける商業音楽の世界と同じだよなぁ。次はCCCB(コピーコントロール・コミックブック)とかが登場するのかもしれない(笑)。



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