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August 20, 2004

iTMS日本版は1年以内に開始!?
iTunes Japan 'within a year'

 Macworld UKの8月19日付け記事。これによると、Appleの公式発言として、日本でiTunes Music Storeを来年度中に開始するとのこと。価格は、アメリカ本国における1曲99セントという設定に近いものにするらしい。

 しかし、この記事は違う意味でメチャクチャ面白くて、最近日本のメディアにも頻繁に登場しているApple本社(つまりアップルジャパンじゃない)副社長の前刀禎明氏は、元々ソニーの社員だったと書かれていたりする。こういう形で人材が流出しているのだね、あそこは…。

 あと、東京発のAP伝ニュースにリンクされていて、この記事の書き出しが笑えるので以下に原文を引用しておく:
When Sony Corp. President Kunitake Ando showed off the new Walkman meant to counter the assault by Apple's iPod portable music player, he held the prized gadget at the gala event upside down.

That may have been a bad omen.
 まぁ、一部では有名な話で古いネタだけど、「bad omen」という落とし方が個人的に好きです(笑)。

 海外ニュースだけを見ても、日本の音楽産業は黒船(=iPod)の襲撃を受け、もはや開国(=iTMS受け入れ)をするしかないような感じだ。

 さて、以上のニュース関連の話題として、米iTMSのサービスを日本からも利用できてしまうギフトカードの共同購入の話を紹介。「若旦那の独り言」さんが、「iTMSカード 共同購入プロジェクト」を開始した模様。ギフトカードが何か判らない人はネット検索して調べてもらうとして、このプロジェクトの主旨には、「iTMSの日本進出を阻んでいるであろう関係各所への抗議行動」が含まれているとのこと。興味のある人は、リンク先を参照してください。

 で、このギフトカードを使った米iTMSの利用って、おそらく、JASRAC的には「違法な行為」にあてはまると思う(日本の法律的に違法というのとはニュアンスが違うのだけど、要はJASRACに一銭も金が流れない…)。なので、JASRACとしては、この直輸入ギフトカードによる米iTMSの利用を阻止すべく、大々的なキャンペーンを展開してもらうと、さらに話題性が盛り上がって面白いと考えるのはシニカルすぎるだろうか?(笑)



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