archives


August 30, 2004

ケータイで読書ってどうよ?

 ITmediaの記事で「2ちゃんの『良スレ』が電子書籍化されヒットするまで」というのがあった。

 まず笑ったのが、ダウンロード数ランキング。エロと軽い恋愛モノばかり。どこかで、携帯電話向けの電子書籍コンテンツは女性受けが良いというような話を読んだ覚えがあるけど、これって、エロに対して、男はまず視覚を求め、女は視覚じゃないイメージを求めるという、やっぱりどこかで聞いたような説に合致してる。電車の中なんかでOLのおねーさんがケータイ画面に見入っているのが、実はエロ小説を読んでいるのだとしたら、なんだかスゴイ状況だな…。

 で、携帯電話で読書という状況だけど、これって要は、ネットにアクセスするための目的、さらには携帯電話をいじるための理由が何か欲しいというだけだよね。古くはパソ通、今ならインターネットみたいなオンライン環境に接すると、誰もが最初に陥る禁断症状の1つ。

 オレもモデムの時代に、今は無きニフティサーブで用もないのにやたらとアクセスポイントへ電話して、あげくの果てに電話代と接続代で死んだ思い出がある。まぁ、ネットへつながる端末を手に入れてしまったが故にはまってしまう業なんだろうね(笑)。

 定額パケット通信が登場したりして、ある意味、日本国民全員が一度にネットアクセス環境を手に入れたような状況だから、とりあえず今は携帯電話コンテンツ業界のバブルだと思う。でも、サル状態でネットにアクセスしてコンテンツを漁るという症状は、普通は数カ月、長くても1年ぐらいで落ち着くから、今の何でもケータイで落として楽しむみたいな状況は、来年ぐらいにはピークを越すんじゃないのかな。コンテンツプロバイダーとしては、そこから先が勝負だよね。

 ただし、読書ということに限定すれば、どう考えても紙の本がメディアとしてはベストだと思う。電源要らないし、落としても壊れないし、濡れても乾かせば問題なし。飛ばし読みだって、ボタンを押してスクロールとかじゃなくて、エイッとページをめくるだけでストレス無いもの。それでも携帯電話で読書したいと思わせるような何かが登場するのかな? 正直オヤジのオレには想像できません(笑)。



index

©2003-2005 what's my scene?