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July 08, 2004

何かが間違っている…

 「いかんともしがたい」さんで取り上げられていた話だけど、THE NETWORKというグループのアメリカ盤が1687円なのに、日本盤は同じ内容の商品を買うと6510円になるそうだ。

 実際には、アメリカ盤はCDとDVDをまとめたワンパッケージなのに、日本盤だと、CDとDVDを別にして、さらにそれぞれに高い価格を設定しているという状況。もうこうなってくると、日本のレコード会社の担当者は、商品を買う立場にある消費者のことは全く考えてないのだろうね。何かが明らかに間違っている。

 ただね、これだけ詐欺同然のことをしてても商売として成立してしまうというか、そういうものを受け入れる消費者文化の土壌があることも否めない。例えば、CCCDとか。そういう意味では、問題の根っ子はかなり深いところにあるんだろうなぁ…。

 ところで、一般論としてのCDの値段の話になると、オレは海外での売値をそのまま単純換算して日本でも適用させようとする主張は避けるべきだという立場です。例えば、アメリカでは12ドルで売られているからという理由をもって、日本でも1400円位で売れというのには無理があると思う。

 なぜなら、モノの値段を考える場合、物価全体の中での相対的な価値を考えるべきだから。欧米に比べて消費者物価全体が高い日本では、当然CDの値段も欧米より高くならざるを得ないはず。もし、そこでCDだけが欧米並みに安くなるとしたら、それはどこかの部分で経済的な無理(≒破綻)が起きている可能性があり、なぜ安いのかを考える必要がある。もっとも、その逆に不当に高い場合もその理由はしっかり考えないといけないけれど(笑)。



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