国内の一般ニュースメディアでも取り上げられているように、間違いなくiTunes Europeは6月15日から始まるようだ。しかし、ここまで明らかになっているのに、詳細を語ろうとしないAppleも相変わらず（笑）。

　で、このロイター記事は結構こまかいところまで書いていて、現地アナリストによれば、ヨーロッパでAppleの配信ビジネスは当初厳しい状況に直面するだろうと予測している。先月にNapsterがサービスを開始したばかりだし、MSNとCoca-ColaがバックアップするOD2もある程度の市場を確保しているからだ。ただし、iPodの人気はやはり他を圧倒しているらしいので、割と短期間に既存サービスと拮抗するようになるのではないかとしている。ちなみに、ソニーのConnectも参入予定。

　今後気になるのは、噂のカナダでも同時にサービスを開始するのかどうか。この動きが日本の洋楽市場にはどういう形で影響してくるのか、ちょっと今のところ想像つかないし…。

　ところで、期せずして同時発表となった「AirMac Express」が面白そうだ。これって、グレーな使い方としては、非常に限られた狭い範囲で海賊ネットラジオが出来てしまうね。もしかして、公衆送信権で言うところの送信可能化権侵害を幇助するという理由で発売禁止になったりして（笑）。ま、そういう妙なツッコミへ対応するために、ちゃんとセキュリティ機能が付いていて、不正アクセスに気を付けましょうみたいなことがマニュアルに書かれるのだろうけど。