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May 03, 2004

 高橋健太郎氏が主催するレーベルホームページ「Memory Lab Website」のBBSを見ていたら、Lizzy Mercier Descloux が亡くなったという話。彼女のこれまでの活動は、最近復活した古巣のZE Recordsのホームページを参考にしてください。デビューアルバム「Press Color」は、今でもオレの好きなレコードの1枚。買った当時は、Arthur Brownの「Fire」の名カバーで踊りまくったものだ。ご冥福をお祈りいたします。


 NHKアーカイブスで1977年放送の「YOUNG MUSIC SHOW」を見る。2インチマスターだったのを知り、3/4コピーで残っていたのも奇跡的だよなぁなどと思ったりする。これじゃ、あの幻のストレイキャッツの初来日ライブは絶対残ってないだろう…。

 で、肝心のKISSのライブだけど、この放送、今まで再放送を含めて2回しかオンエアされていないという話なんだけど、そうするとオレは今回を含めて全部で3回見たことになる(笑)。見ていると、次に何が起こるか覚えていたりして、人間の記憶ってのは面白いなぁと変なところで感心した。

 覚えていなかったのは、アンコールの「Black Diamond」。なのですごく新鮮だった。この曲と、エアロスミスの「Dream On」は、当時リアルタイムなロックバンドのバラードとして双璧だったっけ。ところで、あのドラム台がせり上がるのはどうやっていたのだろう? ドラムソロの時に前へ移動したのは、後ろで人が押しているのがチラッと見えたんだけどね。

 で、大槻ケンヂとローリー寺西は、しきりにこのKISSのライブをテレビで観てロックに目覚めたなんて話を延々していたけど、オレ的にマジでガツンとくるためには、もう少し後、セックスピストルズが登場するまで待たなきゃならなかったっけ…。

 個人的にYOUNG MUSIC SHOWで今でもすごく印象に残っているのは、ブライアン・フェリーのソロ来日ライブ。ギターがクリス・スペディングで、フライングVを弾いていてカッコ良かった。こっちの方がよほど影響受けましたよ、オレは。

 ところで、NHKアーカイブスというこの番組、なにげに色々と貴重な放送をやっていて面白いし、加賀美アナウンサーの極端に感情を押し殺したようなクールな解説(笑)も好きだったりする。昔、外道が出演した謎の東北地方のライブイベント@70年代初頭もかなり凄かった。オレは、ビデオで録って後で見直すというのがカッタルイくちなので、日曜深夜に元気があるときしか観られないのが残念。

PS. ネットをうろうろしてたら、若者が同番組を見て書いた感想を2つほど発見した。コチラコチラ。全然視点が違うのが面白い。ただ、あの曲名テロップに関しては、さすがにオレでも爆笑したけれど。それにしても、ライブが始まる前から客が席から立ち上がるようになったのはいつ頃からなのかな? 「いか天」のライブハウスブーム頃からなのか…。オヤジとしては、静かな曲の時まで立って見るのはかえって不自然なので、なんとかしてもらいたい(笑)。



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