もうすでに多くの人が知っていることだと思うけれど、大貫憲章氏、小野島大氏、北中正和氏、高橋健太郎氏、ピーター・バラカン氏、藤川毅氏の6名が、「音楽メディア関係者有志」という形で、文部科学大臣・河村建夫氏と、日本レコード協会会長・依田巽氏あてに、共通の意見書・公開質問書を提出した。

　これまで問題であると考えられてきた事柄のほとんど全てに言及された、非常に緻密な質問状だ。おそらく、文化庁や日本レコード協会の関係者は、誰もここまでの事態になるとは想像していなかったに違いない。果たして、この公開質問という形に、どのような内容であれ、彼らは回答してくれるのだろうか？

　これから何が起ころうとも、この6名による意見書・公開質問書は日本の音楽史に残る事件だ。