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May 09, 2004

どうでも良いけど、どうでも良くない話

 日本レコード協会は、今回の法案改正を「商業用レコードの還流防止措置」と表現して、情けないような言い訳(笑)を発表したね。この文章をどう解釈して読めば良いかは、コチラを筆頭に、コチラコチラなど、その他にも見識ある人たちが数多くの意見を表明しているので、リンクを辿るなどして、自分で調べて、自分で判断してください。

 ここまで来るとオレ自身は、これまでも何度か同じようなこと書いたけど、音楽なんて無くても生きていく上で問題ないような嗜好品なんだから、まぁなるようにしかならないだろうと思う訳ですよ。突き詰めれば、音楽なんてどうでも良い話。でも同時に、矛盾するけど、嗜好品であるが故に、どうでも良いでは済まされない話であったりもする。

 ひとつ楽観的な理想論を書きますが、今回の事態をきっかけにして、音楽を送り出す側(=アーティスト)と、音楽を受け取る側(=リスナー)が、「政治って何? 法律って何? 権利って何?」みたいなことをすごく身近に考える機会が、音楽を通してあったことで良しとすべきなんじゃないだろうかと感じてます。そして、そういった問題意識を下敷きにして、より普遍的なポップソングとして昇華した作品がヒットチャートで1位を獲れるような事件が起きればカッコイイなと想像してしまう訳です。まぁ、この状況の中にあって、いまだにそういう問題意識を持ち得ていないようなアーティストとリスナーに関しては、もう救いようがないのだけど…。

 以下、蛇足的かつ補足的な文章を:

 残念ながら、今の日本のポップミュージックのほとんど全ては、歌詞を基準にして考えると、その他の世界のポップミュージックと比較して30年ぐらい遅れたままで、欧米なんかのロックが大人の会話レベルだとすると、日本のロックは依然として初めて言葉をしゃべった幼児レベル。下手すると、実際の幼児の言葉の方が、売るためにしか言葉を選んでないJ-POPの歌詞より100倍ロックかもしれないし(笑)。

 1970年代に、欧米でロックが文化として市民権を得られたのは、自分達が生きる社会に対して感じた疑問を歌の詞の中に織り込み、作品として昇華し、それが聴く側からも大いなる共感をもって迎え入れられたからなんですよね。そういう意味では、今こそ、日本のポップミュージックも、愛だの恋だのを不毛な形で拡大再生産するだけのインチキ商売から脱して、「本当の歌」を送り出して欲しいわけなんですよ。ただね、そこで勘違いして、左翼のアジ演説みたいな歌詞で怒鳴れば良いと思われると困るんだけどね。そういう稚拙なものなら、30年前から日本のロックでも掃いて捨てるほどたくさんあるから。



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