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April 20, 2004

エニーミュージック 音楽配信の事業会社を設立

 謳い文句は「パソコンを介さずに音楽配信を簡単に利用可能に」ってことらしい。音楽配信ビジネス界の「Lモード」ってことでしょうか? 別な見方をすれば、USENへの対抗勢力ということなのかな? 個人的には全く興味がわかないです(笑)。

 で、専用ハードもソニーから同時に発表されてるんだけど、市場推定価格9万円前後とかになってる。10万を切るパソコンがドンドン売り出されている時代に、こんなハードに9万も出す人がいるのか疑問。写真で見る限り、このスピーカーなんてかなり安っぽい感じだしなぁ…。

 個人的な希望を言えば、もっとハイエンドなオーディオ・マニア(=オタク)まで納得できるぐらいの「クォリティー」に対応可能な規格や製品を出して欲しい。悪い音で音楽聴いていると、音への感動がドンドン薄くなっていくからね。それこそ文化の崩壊。MD程度で音質最高みたいに思っているような人ばかりになるとヤバイっすよ。


 音楽配信メモで知ったのだけど、プリンスの新譜アルバム音源すべてが発売前にbitmusicから購入可能となるらしい。

 残念ながらうちの環境ではbitmusicが使えないなので、試しに本家のMUSICOLOGY - NPG MUSIC CLUBへ行ってみた。ここは、まぁプリンスとニューパワージェネレーションの公式ファンサイトみたいなもんです。で、調べてみたら音源はすべてWindows Media Player 9形式。完全にアウト(笑)。まぁ今時、OS9までしか走らない古いMacintoshを使っている方がどうかしてるとは思うのだけど…。

 今回のSMEの動きは当然、今後の音楽ソフト販売をどうするか考えるための実験だと思います。ただ、気になるのは、ネタ元であるサンケイスポーツの記事で、SMEサイドの見解として「プリンスのみの特例で、今後はないと思う」なんて書いてあるところ。まぁ、話を面白くするためのブラフ的なものと考えるのが妥当なんだけど、マジで本音発言だとしたら、プリンス側が今回SMEと契約するにあたって、音楽配信のサポートを必須条件にしてる可能性もあり得なくはない。そうであれば、今後プリンス級の大物になると、こういう半分レコード会社イジメ(笑)みたいな音楽配信条件を契約に入れてくるパターンが増えるんだろうね。

 余談ながら、bitmusicがMacintosh用プラットフォームをサポートしていないのは、bitmusicにやる気がないからって訳じゃなく、結果的にApple側からの協力を得られなかったということらしい。要は、RealNetworksが提携を持ちかけながら断られた話と同じってことでしょう、残念ながら。



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