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March 31, 2004

Music Is Dead

 その昔、ジョニー・ロットンは「ロックは死んだ」という名言を残したけれど、今この日本では「音楽は死んだ」ということになるのかもしれない…。

 例の、川内博史・佐藤謙一郎の両衆議院議員が提出した質問主意書に対する答弁が小泉首相名義で通知された。今のところ衆議院のWebサイトには掲示されていないが、コチラで写し書きを閲覧可能。
日本盤に比べて著しく安価な洋盤が国内において頒布されることにより権利者の得ることが見込まれる利益が著しく減少することとなるような場合には、法案第百十三条第五項が適用され、著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされることとなる

 この文言により政府は、輸入盤を国内販売禁止できる権利をレコード会社に保証したということになる。また、CCCDの問題点に関する質問に対しても、「音楽用CDの規格に準拠した仕様」云々が、通称「レコード輸入権」の在り方に影響することはないという見解が示された。

 つまり、突き詰めた見方をすれば、再生保証された音楽ソフトを簡単で自由に入手できるような時代は、もうすぐ終わりを告げるということになる。この答弁を読んだオレの最初の感想は、「マジかよ? 何かの間違いだろう?」なんだけど、どうやらマジらしい…。



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