archives


March 09, 2004

 CCCDやレコード輸入権に関する話題を2つほど。

 雑誌「日経エンタテインメント!」の創刊7周年記念特大号の特集記事で、「エンタ業界の『論点』 誰の言い分が一番正しい?」というのがあり、ここでCCCDに関して疑問を提示する佐久間正英氏の発言が1ページ使って掲載されてます。まぁ、ネットで色々調べてる人にとってはもう常識的な話だけど、こうやって店頭に並ぶ雑誌で活字になることに大きな意味があるんじゃないかと思う。ただし、佐久間氏の意見への反論として、某レコード会社の人間の意見も1ページ掲載されていて、こっちを読むとかなりムカツク(笑)。

 もう1つは、もう終わってしまったけど、3月8日にTBSラジオでレコード輸入権問題を取り上げたらしい。番組を作るにあたって聴取者からの意見をWeb募集したようで、その結果が今ならココで読めます。これも大半は反対意見で占められていて、当然という感じの結果内容なんだけど、業界関係のバイト君らしき人なんかが無理矢理レコード輸入権を正当化しようとして、つたない書き込みしてるあたりが苦笑モノ。

 ちなみに、日経エンタテインメント!とうい雑誌、個人的には嫌いです。昔は業界関係者向けの専門誌でそれなりに評価できたけど、それだと商売にならなかったらしく、今は一般ユーザー向けに業界裏話を暴露する的な内容(実際にはただの宣伝だったりする)になってしまったから。エンタテインメント産業って夢を売るべきなんだけど、ああいう売り方は夢が無くてつまらない。このあたりのメンタリティの在り方が、実は「レコードが売れない」というような状況と密接に関係してるはずなんだけど、それに気が付いてないんだよなぁ、頭の悪い業界は…。



index

©2003-2005 what's my scene?