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December 09, 2003

コンピュータ業界を変えた男は今、音楽ビジネスを見据える
Steve Jobs: The Rolling Stone Interview
He changed the computer industry. Now he's after the music business


 このインタビュー、メチャクチャ面白いです。部外者ならではの視点で、音楽業界が抱える問題点を非常にクリアにとらえてると思いました。英語でOKな人は即アクセスして読みましょう。

 一番面白かったのは、インタビューの最後になって、契約でバンス(アドバンス=前払いの契約金)という考え方をやめないと、アーティストもレコード会社もこの先やってられないよと語っているところ。もしこの考え方が成立したら、それは音楽業界では画期的な事件。まぁ今のところ、それを理解できる(許容できる)だけの状況が、アーティストとレコード会社の間には存在しないんだろうけどね。

 インタビュー全体を読んで感じたことは、思った以上にSteve Jobsという人は冷静な人で、ダテにAppleのCEOやってるわけじゃなくて、ちゃんと物事を判って仕事をしてるんだなぁということ。ただの変人じゃなかったのね(笑)。

 このローリングストーンのインタビューとは別に、CNETの記事なんかを読むと、アメリカのレコード会社も音楽配信に関してはかなり悩んでいるみたい。やっぱり1曲99セントって額は、今までのやり方じゃぁかなりキビシーらしい。しかも、アメリカの子供達は、その値段でも高いと感じているみたいだし…。



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